ハナヘナの色
ハナヘナには何種類か色味があります。
正確にはハナヘナっていうヘナだけの色味はオレンジしかないんですが、インディゴの藍色と組み合わせてざくっと4種類作れるわけです。
◎ハナヘナナチュラル
→オレンジ色。ヘナの葉っぱのみ!
◎インディゴ
→藍色。インド藍の葉っぱからとれる、ジーパンなんかの色ですね。
◎ハーバルブラウン
→ナチュラル:インディゴ=4:6で混ぜたもの。ブラウン。
◎ハーバルマホガニー
→ナチュラル:インディゴ=2:8で混ぜたもの。グレー。
お店では実際にはもう一種類として二度染めでのダークブラウンっていうのも使っています。
一番しっかり染まるのは二度染めです。普通の白髪染めにも負けないレベルで白髪をしっかりと染め上げてくれます。
このヘナによる染色ってやつは色の補色ってものが関係してます。
- 補色(ほしょく、英: complementary color)とは、色相環 (color circle) で正反対に位置する関係の色の組合せ。 例えば、「赤 / 青緑」「紫 / 黄緑」「黄色 / 青紫」など(これは一般、もしくはCMYKの場合)、相補的な色のことでもある。 余色、対照色、反対色ともいう(ただし、補色は相対する色を直接に指示するのに対し、反対色の指示する範囲はやや広い)。wikipediaより
この関係からオレンジ色と青がお互いを打ち消し合って茶色っぽい感じやらグレーっぽいのやらを表現するわけです。
ヘナとインディゴの比率を変えると…
このナチュラルとインディゴの比率、他の比率ならどうなるんでしょ??
結論から言うと
ぼやっとしてる。
です。
補色の関係上、お互いの色味を消し合いしすぎてしまうんでしょうね。
1:1はまだしも7:3とかもうなんかほとんど染まってなんじゃないか?ってくらいぼやっとします。
つまり染まりが薄いってこと。
1:1はオレンジの強いブラウン、7:3なんかはうすーいオレンジ。
つまりハナヘナの4種類はヘナとインディゴの色味の出方で一番効果的な比率になってるってことです。
下手に他の比率使おうとすると思ってたんと違う色になるってことになります。
まだ1:1なんかだと使えなくもないんですが、ヘナナチュラル:インディゴ=9:1、8:2、7:3、6:4なんかはほぼほぼ使えないですね。
薄いオレンジになっていくだけです。
それを踏まえて一番自分の理想に近い色味を使ってください。