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ヘナとインディゴの2度染め…ハーバルブラウンで2回染め、ハーバルマホガニーで2回染めとを比較してみた②

二度染めは何でするのが一番染まる?

ヘナの二度染めですね。前回なぜ二度染めはしっかり染まるか解説しました。

そしてハーバルブラウンやハーバルマホガニーで2回染めではダメなのか?という話ですが、最初に結論かいておきますと、

ヘナ→インディゴの二度染めにかなう二度染めはない

ってことです。じゃあそれはなぜなんでしょうね??

一度染めについて~ポイントはヘナとインディゴの染色工程~

生葉そめと発酵建

参照:微生物変換によるインジゴの生産

白髪染めにつかうインディゴの染色工程は上の生葉染めです。なので下の発酵建ては無視してください。

前回の①でも書いたように、ヘナの染色とインディゴの染色を同時に行うというのは電気的にも疎水性相互作用にしてもpH的にもごちゃごちゃなんですよ。

ヘナで全体が一様に染まっているわけでもないのにインディゴが作用するということはヘナで染まっているとこいないとこ、先にインディゴが染まってしまったとこ染まっていないとこが混在してしまいます。

その結果、補色作用によってお互いの色を打ち消し合って中途半端な染まり具合となるんです。

いっぺい
いっぺい
補色っていうのは簡単にいうと混ぜるとグレー(濁る)に、隣に置いて使うと一番目立つ色の関係性だよ
あゆ
あゆ
詳しくはググってね!

ヘナとインディゴではお互いの活性領域がちがう

ハーバルブラウンとハーバルマホガニーはヘナとインディゴがまざったものです。

でもそれぞれ得意とするpHが異なります。

ヘナは弱酸性、インディゴはアルカリ性で活性

弱酸性ではインディゴもその力を発揮できないんですね(;^_^A

その証拠にヘナとインディゴの比率をいろいろ変えて実験してみた人ならわかるんですが、ヘナ:インディゴ=5:5とか6:4とかヘナの比率をあげていくとわかりやすくどんどんオレンジ感が強くなるんです。

インディゴ?そこにいるの??ぐらいに弱くなる。

インディゴは非常にナイーブなので中性〜微アルカリ性じゃないと基本よろしくないんですね(もちろん補色のせいもある)。

あれ?インディゴはアルカリ性で活性でしょ?上に書いてるし…と思ったあなた!

その通りなんですけど、実はアルカリ性すぎても今度は赤紫色になってしまう問題が起こるんです!なので無難に中性がいいんです。

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ではハーバルブラウン、ハーバルマホガニーの2回染めは

で、二度染めの話にもどりましょう。

ハーバルブラウンとハーバルマホガニーでそれぞれ二回染めるというのはこういうちょっと染める力が弱いものを2回するってことなんですね。

ヘナ一回染めで1、インディゴ一回染めで1の染める力があるとしたら、ヘナ→インディゴの2度染めは1+1=2ってかんじです。

ハーバルブラウンやハーバルマホガニー一回染めでは0.8くらいと考えてもらうと、それを二回で計1.6ってかんじです。感覚的に。

なんとなくわかっていただけますかね??

ヘナ→インディゴの二回染めはそれぞれが得意な活性領域で染められるのでしっかり染まるのです。

ヘナ坊
ヘナ坊
とはいえ、ハーバルブラウンもハーバルマホガニーも繰り返すうちにどんどん濃くは染まるんだけどね
あゆ
あゆ
それでも2度染めするならやっぱりヘナナチュラルとインディゴの方が効果は高いってことだからね☆

まとめ

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いっぺい
ハナヘナ正規取扱店です。 鳥取大学を卒業して理容師になったというちょっと変わり種。 バリバリ理系なのでエセ科学大嫌いです。 ヘナのホントのところを裏表なく公開中! ハナヘナ最高です☆
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