ハナヘナはヘナとはちがう!
ってずっと言い続けています。これはどういう意味なんでしょうね?今回は製品としての『ヘナとハナヘナの違い』をご紹介していきます。
ヘナって何?
ヘナとはインドを原産地とするミソハギ科のヘナの木の葉っぱを乾燥させ粉末状にしたものです。現地ではヘンナ(henna)ですね。

これがヘナの葉。ここでいうヘナっていうのは植物としてのヘナの話ね。
そして日本で美容商材としての【ヘナ】を作る工程の話にうつりますね。
ヘナとハナヘナの違い
ヘナの作り方
上の写真にあるヘナの木の葉っぱを収穫し、天日干しで乾燥させて機械で茎と枝と葉っぱをざくっと選別して、グラインダー(粉々にする機械)にかけて粉状にします。これがいわゆる美容商材としての一般的な【ヘナ】です。
ハナヘナの作り方
ヘナの木を収穫して天日干しにするまでは同じです。市場ではこの乾燥してカラカラになった状態で袋に詰められてどのメーカーでも同じように量り売りされています。
この葉っぱにしか色素は含まれてないのでこの部分だけをできるだけ純粋に選別します。他メーカーのヘナはこの選別に機械を使ってしますが、機械選別だけでは大きな茎や枝、小石は取りのぞけても細かいものは入っちゃうんですね。ハナヘナはさらに人間の目と手を使ってより純粋なヘナの葉だけを使います。

手選別してるハナヘナ。
超手間暇かかってます。その分人件費がかかりますが、より質のいいヘナ粉作ることを優先しています。

左から選別前、機械選別、手選別(ハナヘナ)です。
茎とか枝とかほとんどないでしょ?筋のように見えるのは葉脈です。さすがにこれは取りのぞけない(;^_^A
・より濃く白髪を染められるヘナを作るにはヘナの葉だけを加工するのが大事
・余分な茎や枝、砂などが入りこむことで色素濃度は下がるし、塗り心地も悪くなる
これをさらに粉末にしてパウチに入れると

ハナヘナの出来上がりです。

製法のちがいでそんなに変わるの?
この手選別部分がかなり肝で、ただ単に純粋に葉っぱばっかりだから色素濃度が上がるだけでなく、製粉時に製粉の機械にストレスが少ないんですね。
これが不純物多いと機械の熱が上がって変質しちゃうんです。
あと基本的に受注生産で小ロッドずつの生産になりますのでこれまた機械に負荷がかかりにくい。
大手メーカーは安さを求めて大量生産するので機械に負担がかかって熱が発生し、ヘナの品質が落ちます。
実際お客さんがどう使うかというとお湯や水に溶いて髪に塗りたくるわけです。


不純物が混ざると、お湯に溶かした時に混ざりにくいし髪に塗っても頭皮がざらざらして塗り心地がよくない。ここも違いですね。
まとめ
・手選別ヘナで純粋なヘナの葉っぱだけを加工してるのがハナヘナ
・少量ずつ製粉して機械に熱をもたせない(変質させない)のがハナヘナ
これがポイントとなります。
ちなみにインディゴも同じ工程で作っているのでもちろんハナヘナのインディゴは他のインディゴとは違う!ということですね☆