ヘナ業界でも指折りの白髪を染める力が強いハナヘナですが、それでも失敗することはあります。
セルフヘナだとただでさえ失敗しがちなんですが、そうとは言ってもできるだけきれいに白髪を染めたいですよね。
①塗布量はそれで大丈夫?
自分で染める場合に陥りがちな一番の失敗がこれ。
どうしてもね、塗るヘナの量をケチってしまうのです(;^_^A
通常お店で根本だけリタッチで染める場合、だいたい粉だけで50~60gくらい使います。
けっこうな量塗っても他人に塗ってもらってちょうどいい量。
ただしこれは人の頭をぬるからこれくらいの量でじゅうぶんなんです。
自分で自分の頭をぬる場合なら、もう少し多めに使い切るくらいじゃないとちゃんと塗れません。
最低でも見た目これくらいはぬりましょう。

髪の毛が見えないくらいたっぷりとですね。
そのうえで、顔周りや耳回り、すそにティッシュ貼ってラップをびっちり巻いてさらにしっかり押さえこみます。
髪の毛がヘナの液の中に満たされてる感じですね。
②熱湯をつかってないか?
粉をお湯で溶きます。
というのもですね、熱湯(80℃以上なら絶望的にアウト)だと色素が壊れます。
インディゴにいたってはその染色工程で必要な酵素も変質します。
酵素はたんぱく質ですからね、卵と同じで熱を加えると変質して作用しなくなります。
そうするとまともに染まりません。
念のためだいたい40℃くらいで溶いてもらえれば頭も冷たくないし染まりもいいしベストかなと思います。
③髪の毛のコンディションはどうかな?
塗る側(ヘナペースト)ももちろん大事なんですが、塗られる側、すなわち髪の毛の状態もちゃんとしないとヘナで白髪は染まりません。
絵の具で色塗るときに画用紙にじ、ゃなくてガラス板にだったら色のらないでしょ?
そういうことです。
ではベストコンディションな髪の状態とはどういうことか。
髪の毛になーんにもついてないすっぴんな状態です(素髪)。
つまりシャンプーした直後だね?
と思ったあなた!残念ながらそれは違います。
市販で売られている一般的なシャンプーにはほとんどの場合シリコーンという感触向上剤が入っています。
これは髪の表面を覆って髪の毛を摩擦など物理的なダメージから守ってくれる、無害な優れた皮膜成分です。
しかしながらヘナで白髪染めするときにはこれが邪魔になっちゃうんですね。
これはトリートメントだけでなくてシャンプーにも実は入ってるんです(入っているものがある)。
そして、ノンシリコンシャンプーなら大丈夫かな?と思っても、ノンシリコンシャンプーにはシリコーン以外の皮膜成分が入ってるんですね(;^_^A
また、石けんシャンプーは皮膜成分こそ入っていないものの、その成分から金属カスというものがどうしても髪についてしまいます。
使ったことがある人はわかると思いますが、ゴワゴワする原因の物質です。
あれが極めてヘナやインディゴの染まりを阻害します。
おススメはハナヘナシャンプーです。
これならうまく素髪を作ってくれます。
もし市販のシャンプー&トリートメントを使っている場合なら何点か注意してもらえれば最低限状態は整えられます。
・オイル系のシャントリは使わないこと。被膜が強力で浸透が悪くなります。
・最悪、トリートメントはヘナする数日前から使わない。
・日々湯シャンで過ごす。
最後はむずかしいかもしれませんが(笑)この辺気を付けてもらったらだいぶマシになると思います。
まとめ
・塗布量たっぷり
・熱湯は使わない!
・素髪
かんたんにまとめるとこうなります。
これを試してから染まりが悪かったらかなり古いヘナじゃないかと思われます。
ハナヘナならこの3点守ってたらまず間違いなく染まります。
よろしくどうぞー☆