実はヘナ染めはヘアカラーで染めた部分を退色させる
これ実はプロの理美容師でも知ってる人が少ない、かなり注意が必要なポイントです。
仕組みは正直よくわかりません。
結果として一度しっかりヘアカラーの白髪染めで染めた部分は使うハーブに差はあれど全部ある程度退色させてしまいます。
ひとつずつ見ていきましょう。
これは真っ白の毛束(人毛)を真っ黒にする白髪染めで25分放置で染めてあります。
これが基本なので色を覚えててくださいね。
ヘナナチュラルの場合
さて基本の毛束をハナヘナ ナチュラルを塗布して30分放置して流しました。
そうです、8レベルのオレンジブラウンになりました。
入っていた色素を抜きつつオレンジが入ってかなり明るくなってますね。
インディゴの場合
ハナヘナ インディゴで塗布して30分放置しました。
ハナヘナ4種類(ナチュラル、インディゴ、ニュートラル、ミックスハーブ)試して一番褪色がマシでしたね。
ただ退色してないわけじゃなくて、少し色素を抜きつつインディゴが入って青味がつきました。
まあ黒髪に近い色に普通の白髪染めからヘナ染めに移行するならオススメですね。
ニュートラルの場合
インディゴよりは抜けましたね。5レベルくらい。
ミックスハーブの場合
写真では明るく見えますが実物見るとニュートラルの結果とほぼ変わりません。
うーん全滅ですね(笑)
全部並べて考察してみよう
結局どのハーブを使っても一度普通の白髪染めで染めた白髪にハナヘナを塗ると、多かれ少なか褪色してしまうことがわかります。
一番激しかったのがナチュラルなのでハーバルブラウンやハーバルマホガニーでも同じように褪色すると思われます。
インディゴは褪色させたとしてもやはり青の色素が代わりに入るのでそこまで色落ちを感じさせないかもしれません。
これが何の不都合があるかというと
これらの結果を踏まえると
①普通の白髪染めからヘナ染めに変更するつもりの人
②伸びてきた根元の白髪は普通の白髪染めして毛先はヘナでトリートメント
こういう感じでヘナを使う場合に非常に困るのです。
おそらく普通の白髪染めからヘナに転向する場合は毛先までちゃんと染まってたはずの白髪が現れてくるし、②ではせっかくしっかり染めた白髪がトリートメントで白髪が出てくるという。
もちろん退色で出てきた白髪部分はあらためてヘナやインディゴで染まってはいるのでオレンジだったり青っぽくはあるんですが、逆にいうとニュートラルやミックスハーブは色味はつかないので何回も使っているうちに白っぽくなるかもしれません。
まとめ
ヘナ染めは普通の白髪染め(ヘアカラー)で染めた部分の褪色を促す効果があります。
一度しっかり染めた部分がヘナを使っているうちにまた白髪として認識できるくらいに褪色することがあるんですが、逆にいうと本格的にヘナ染めに転向する場合になじむのも早くなるのでそういう利用の仕方ならありです。
特性をきちんと見極めて使いましょう☆