最近ちっちゃい子ども(小学生とか下手すれば園児さんとか)でヘアカラーをしてる子をちょこちょこ見かけるようになったので苦言を一つ。
なぜ子どものヘアカラーはいけないのか
多分家で親がするカラー剤のあまりなんかを使ってるんでしょうね~ムラがありつつも親的にはおしゃれ?の感覚なのか、自分に似せたいのか?保育園なんかでも見かけます。
髪の屋 菅野では子どもへのヘアカラーはお断りしています。
実際お客さんでしてして~って来ても理由を説明してお断りしています。
だいたいはちゃんと説明すると納得してくれるのですが、色々したいざかりの思春期ボーイなんかは自分でやっちゃいます(;^ω^)
まあそこは自己責任ですが。
パーマも同じような理由で断ります。
でもカラーの方が圧倒的にこわいと僕は思ってます。
なぜ頑なに子どもにヘアカラーはNo!なのか。
子どもの肌は大人の半分ほどの厚みしかない
完全に半分~三分の一っていうのは赤ちゃんみたいですけど、それを10~20年かけてやっと倍の厚さになるんです、そりゃ幼児なんか超薄いよ。
ってことはその分防御力は低いってことです。
さらにですよ、皮脂量は大人の三分の一程度だし代謝がいいから汗をかきやすい→肌のpHはアルカリ性になりがちで非常に不安定なんです。
肌は弱酸性がいいっていわれてるのにアルカリ性ですよ。こりゃ弱いですよね。
ヘアカラーのアレルギーは一生続く
カラー剤に含まれるパラフェニレンジアミンって知ってます?
非常に強い感作性をもつ、でもヘアカラー剤にはなくてはならない物質です。
感作性っていうのは免疫機能を障害してアレルギー反応を起こす性質のコト。
しかも一回なったら次からはずっと起こりうる結構甘く見ると大変なことになるもの。
年に何人かは世界規模ですが死亡事故も起きてます。
やばさを説明するより写真見た方が伝わります(;^ω^)
とまあ大人でもこうなのに防御力の低い子どもではどうなのか、伝わりますよね?
しかも子どもの内からこのアレルギーが出ると一生付きまとうわけです。
おしゃれとかわけわかんないうちに親都合で遊び半分でヘアカラーしてアレルギーでたらたまったもんじゃないですよ。
僕は自分で大学の時にやって全身ただれまくるという経験あるからなおさらお勧めしません。
5年間は完治しなかったしね、今でもあとは残ってます。
ヘアカラーのリスクを知ろう
あまりにもね、ドラッグストアなんかで簡単にヘアカラー剤買えて家で使えるようになったから身近なファッション感覚になりましたが、ちゃんとリスクを知っておいてほしいです。
まだ理美容室なんかだと肌に着かないように塗布できるから自分でするよりはマシでしょうけど、それでも流す時に絶対肌についてしまうし、その時のシャンプーで薬剤成分は全部とりきれてない。
家帰って自分で毎日シャンプーしてるうちに残った成分が肌に反応するってこともあるんです、っていうか僕がそれでした。
なので僕的にはパッチテストをやったとしても子どもにはダメ!です。
親もちゃんと知っておこう
メーカーの商品説明にも書いてあります。
きちんと確認してくださいね。
ただ、最近は若白髪の子も増えているのでそれが気になる場合は(そっちの方がアレルギーより優先させたい、リスクをわかった上でなら)絶対なしとは言えませんが…やっぱりおススメはしないので要相談です。