A.伸びてきた白髪の部分は問題なく染められます。が…
その染めていた部分の色にもよるんですが、もともとの化学薬品をつかった普通の白髪染めをしている部分は染めるのがむずかしくなります。
というのもヘナやインディゴで白髪を染めるというのは、簡単にいうと白髪というキャンバスを水彩絵の具で塗るという感じです。
一方、薬品での白髪染めというのは黒だろうが白だろうが色素を壊して(ブリーチ)しっかり色素を入れるというのを同時に行っています。
なので
・ヘナ染め→絵の具をべた塗するだけ
・普通の白髪染め→キャンバスを作りつつ色を塗る
という違いがあるんです。
しっかり入った化学染料はヘナでは落とせない
なのでヘナ染めはそのもともと化学染料で染めていた部分の色素を落とすという力はないわけです(実は多少脱染力はあるのですが、コントロールが難しい)(注:脱染と脱色は違う)。
普通の白髪染めならキャンバスを作り直す力があるのでまた色を変えたり明るくしたりできるわけです。
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ただし明るいところはある程度有効
というのも、普通の白髪染めで染めて明るめのブラウンくらいの髪色ならその上からヘナ染めすれば、ある程度は色味も使えます。
キャンバスがブラウンのところに水彩絵の具塗るだけですからね。
つまり、トーンダウンならヘナ染めも有効ということです。
ヘナ染めに変えていくなら元の色に合わせるのが基本
ヘナ染めに変えていきたい!ということでしたら、見え方を考慮する必要があるので方法としては元々の化学染料を使った白髪染めをしていた部分の色に合わせていくのが基本です。
例としては
・毛先の方が真っ黒なら二度染めの長時間染め。
・ほどよいブラウンならハーバルブラウンまたは二度染め。
・明るいブラウンならナチュラル。
ただしこれも白髪の量によってアプローチは変わってきます。
白髪の量が少ないならどの色を使っても結局ほとんど黒髪ですからね、毛先を暗くしてなじませる必要があります。
個人差があるわけです。
まとめ
A.伸びてきた白髪の部分は問題なく染められます。が、元々の白髪染めしていた部分は状態によってできることとできないことがあります。できれば相談してください。