過酸化水素と白髪の関係
なんか気になる記事が目にとまったので…。
んーどうでしょう。
大学で化学を一応やってた身としては(いばり)、その論文に書いてたこと自体は否定はできないですね。
ともあれリンク先のは過酸化水素というか活性酸素のことを指してますね。
活性酸素は体の老化のメカニズムや病気に大きく関わる、人にとってかなーり厄介な物質です。
そしてまた、過酸化水素というのは俗にいうヘアカラーでは欠かせないものです。
色素やアルカリ剤のはいった一液とほぼ過酸化水素の二液をまぜてカラー剤をつくります。
こいつの働きで髪の毛の中のメラニンを破壊して髪の色を明るくしたりアルカリ剤と反応して色素を重合したりするなくてはならない存在です。
同時にかなりの刺激物。
たしかに毛包内にあれば酵素や細胞をこわすのにはじゅうぶんな力があると思います。
Wikipediaにもあるように過酸化水素ってもともと不安定な物質で安定剤でもないと常温常圧下でもすぐ分解されます。
ましてや体内には過酸化水素をあっという間に分解する酵素が山ほどあるので、いくら老化を重ねててもまず蓄積はないでしょうね。
なので問題は活性酸素の方でしょう。
ヘアカラーの時は大丈夫?
じゃあ白髪染めなんかのヘアカラーしてるときはどうなの?
皮膚から入るんじゃないの??
これもまずないでしょうね、直接のダメージはありそうですけど。
水みたいな低分子ですら通さない皮膚バリアが過酸化水素を通すことはないです。
なので体に入り込んで悪さするんじゃなくて、皮膚表面で毛穴に対して害するってことでしょうね。
過酸化水素をつかってないヘナをつかおう!
みたいな。
もうちょっとフェアにね、ヘナ染めに関してはおすすめしたいですね。