①天然100%なのかどうかをリサーチする
ヘナで白髪を染めるメリットはなんといっても天然100%であること。
これが大前提になってきます。ここを外すと、正直そのへんのドラッグストアで一番安い白髪染めヘアカラー買ってきて染めるのとそう大差ないです。
それは天然のもので身体に優しいんじゃないかと思ったからじゃないですか?
それが一番重要なポイントです。
染まりの良さは二の次。
繰り返しますが、天然100%の染料で白髪を染めるというのがヘナ染めの最優先事項なんです。
つまり、天然100%のヘナを選ぶというのが損をしないポイントということです。
どうやって天然100%かどうかを調べるか
本当に厳密に調べようとするなら購入して検査機関に出さないと無理です(^_^;)
しかし現実的ではない。
とすれば、メーカーや販売サイトの透明性、どれだけ商品の情報を素直に、正直に語っているかという点が重要になります。
そしてもう1点、ユーザーから使用感などレビューを継続的に発信されているか、も重要になります。
メーカーが自分の商品をこと細かく語るのは宣伝の上で当たり前なんですが、ユーザーがレビューを行うのはよほど感動したときに、これまたメーカーのサイトで行われます。
サクラ、とまでは言いませんがそういうの作れなくもないからちょっと引っかかりますよね(^_^;)
その点、例えばハナヘナではメリットもデメリットもきちんと発信し続けています。
それだけではありません。
ハナヘナのユーザーは一般の方だけでなく全国の理美容室でも多くいて、ヘアサロンで取り扱われているヘナの中ではおそらく大手の部類に入ります。そしてそのほとんどのサロンのブログやホームページでハナヘナのレビューは毎日なされています。
つまりプロの理美容師からのレビューが継続的にされているんです。
もし、ハナヘナに化学染料など入ってしまっているならすぐに『このヘナはおかしい』と吊るし上げられるでしょう。
ケミカルヘナなのに天然100%ヘナだと嘘をつくことができないシステムが出来上がっているヘナを選ぶべきです。
粉の色を見る
自社のヘナを細かく説明しているヘナメーカーのサイトならヘナの粉の写真もあると思います。
ヘナの粉は葉っぱを乾燥させて粉々に砕いたものなので、基本緑色で、かつ若干茶色が混ざります(葉の一部は枯れているところもあるため)。
ただ、たまに不自然なほどエメラルドグリーンな粉があります。
これは少し怪しくて、ダイヤモンドグリーンという人工染料が入っている可能性があります。古い枯れたヘナの葉を粉にするとき茶色になるのでそれをごまかすためにその染料を混ぜていることがあります。
粉をよく見てツブツブがあればそれは染料が入っている可能性が高いです。
②安すぎるヘナは選ばない
なんでもそうですが、高品質なヘナは手間がかかります。
ここでいう高品質とは
・天然100%
・染まりがいい
この2点につきます。
ここでは染まりがいいヘナとは、を考えます。
粉が細かい
粉が細ければ細かいほど水に溶けたときに色素成分も溶け出すのでよく染まります。
粉を細かくするには製粉の段階で葉っぱだけを粉にする必要があります。
というのも、ヘナの製粉工程で葉っぱと余計なもの(砂、小枝、石など)を分けるには機械でなされるんですが、機械選別では完全には分離できないのです。
左から選別前、機械選別、手選別ヘナです(ハナヘナは人の目と手でほぼ葉っぱだけに分けて製粉しています)。
一度にたくさん作りすぎない
ヘナも経済商品ですから、大手のヘナメーカーはできるだけコストを抑えるために大きなロットでヘナを一度に大量生産します。
たくさんのヘナの葉を一度に製粉するんですね。
実はこのとき機械にかなり負担がかかります。
なにせ大手ですからね、一度にトン(t)単位で粉にするわけです。
ヘナを作っているインドはまだまだ発展途中なので工場もそこまで設備が完全ではありません。機械の負担はそのまま熱へと変換されます。
この熱が問題で、ヘナの色素成分はもともと生体内にあったわけなので熱には弱いんです。
だからそれはそのまま染色力の低下に繋がります。
③「手軽にチューブから出したらそのまま染められる」は選ばない
よくある楽天やヤフーショップで売ってる安くて簡単!チューブから出したのをそのまま塗りましょう!これはヘナですよヘナ!みたいな商品はやめときましょう。
こういうのは「ヘナが少しだけ入ってるヘアマニキュア」ととってもらって差し支えないです。
そもそもヘナの粉をすでに練ってチューブ入ってて腐ってない時点で防腐剤が入っております。
天然100%ではないのは明白です。
まとめ
・自社製品のメリットもデメリットも素直に公にしているものを選ぶ
・品質レビューは多いほどいい
・安すぎるヘナは品質を犠牲にしているのがほとんど。適正価格を見極める
・「簡単に手軽に染められるチューブ型のヘナ」は天然100%では存在しない
この辺がポイントになります。
これらを踏まえていろいろなサイトで価格比較したらいいんじゃないのかなと思いますが、とにかく安すぎるものは安かろう悪かろうと思っていただいていいです。