こないだ全国放送のTV番組でもでてました。
ヘアカラーによる皮膚トラブルが増えているようです。
多分潜在的にはもっともっと多いんだろうな〜と推測されます。
当店の実店舗でも病院行ってないけどこういうことがあって〜というのは非常に多い。
難しい問題です。
ヘアカラーによるアレルギー
ヘアカラーによる皮膚トラブルは2種類あります。
オキシドールによるもの
ひとつは2剤オキシドールによるピリピリとした痛み。
ヘアカラーは基本的に1剤と2剤というものを混ぜて薬液を作ります。
この2液の方がオキシドールなんですが、これは傷口の消毒なんかにも使われるもので毒性はそこまでないんですけどとにかく刺激性が強い。
反応性が高くてヘアカラーにつかう6%濃度でも手につくと人によってはピリピリします。
皮膚が弱ってたらテキメンです。
ですのでいわゆる皮膚が弱い人はこれに対して頭皮が痛い、ヒリヒリする、といった症状でヘアカラーが嫌になります。
それでも無理やりなんとかヘアカラーやれなくもない…っていう感じですかね。
パラフェニレンジアミンによるもの
もうひとつはパラフェニレンジアミン(染毛剤)によるアレルギー反応によるもの。
これは重篤な症状になりやすくて、一回発症すると一生ついてまわります。
花粉症なんかと同じで一回なってしまうとアウトです。
大学生の時にしたカラーのせいで身体中ただれましたね~あれからヘアカラーはしてない…
人によって出方はさまざまですが、下の写真のようになったり冒頭のリンク先のように顔がパンパンに腫れ上がって呼吸困難になります。
重篤な場合は死にいたるんです。
この場合はもうヘアカラーは絶対しちゃだめです。
やればやるほどひどくなります。
ヘアカラーアレルギーを回避するには?
もっともいいのはパッチテストを行ってからヘアカラーすることです。
パッチテストというのは塗る予定の薬剤を腕の内側など皮膚の薄いところに少量つけ、48時間放置して肌への反応を見るもの。
ヘアカラーによるアレルギー反応は遅効性なので48時間は様子見なのです。
48時間後皮膚に何らかのトラブル(ただれる、赤くなる、かゆいなど)があればヘアカラーすると間違いなくアレルギー症状が出ます。
パッチテストは一度だけじゃダメ
このパッチテスト。
これ実は毎回やらないといけないんですね。
こういうアレルギーって花粉症と同じで蓄積されて急に反応が出たりします。
その時の体調によっても急に出たりもします。
一回でたらずっとでます。
これくらい厄介なんです(-_-;)
なのでアレルギー怖い人はちゃんと毎回した方がいいです。マジで。
僕が若い子にあんまりカラーをすすめないのはこういうことで、若い子って大人の肌の半分の薄さしかないんです。
肌も敏感になりがち。反応もしやすいです。
しかも若いうちにアレルギーでたらその先一生付き合うわけです。しんどいよね…
ヘナでジアミンアレルギーは…
一般的なヘナでジアミンアレルギーがでるかどうかは正直わかりません。
なぜなら商品説明にジアミンが記載されず入ってることがあるから。
そういう場合は間違いなくアレルギーでます。
ハナヘナでは…
ハナヘナは絶対このアレルゲンであるパラフェニレンジアミンは入ってません。
なので安心していただければと。
ただし…
植物アレルギーある人はダメですからね~同じくかぶれたりしますから、天然100%だから絶対安心!だなんて思わないでくださいね~☆
また、ハナヘナだからってパッチテストしないでいいってこともないです。
パッチテストはジアミンアレルギーだけを量るものではないんですね。
アレルギー全般です。
ハナヘナだって植物アレルギーでることはあるんですから、ちゃんとパッチテストしましょう。